としまる(@toshimarueiga) ですよ!
先日、無事に第一子が爆誕しました。
かあいい女の子でございますよ。
34時間という大激戦を経て、無事に母子ともに健康で爆誕したのです👶✨
— としまる@映画と子育て (@toshimarueiga) 2019年7月8日
励ましの言葉をくださった方々、本当にありがとうございます😊
どうやら令和で一番べっぴんなので、日本アカデミー賞主演女優賞が確定したようですね。 pic.twitter.com/i9kjyjRzJ3
退院して落ち着いてきたので、出産直後に妻が書いた出産レポートを紹介します!
これから出産を控えている夫婦の参考になればと思います。
自然分娩の出産レポート【体験談】
まずは妻が出産後の夜、眠れずに書きなぐった出産レポートを紹介します。
陣痛が始まって34時間にも及ぶ自然分娩の出産を体験した直後の、リアルなレポートです。
1日目
朝6:30頃から、いつもより強くお腹が張り、歩いても立ち止まるくらいの痛みがありました。
トイレへ行くと〈おしるし〉あり!
(※おしるし…出産が近付いてきた時に起こる、少量の出血。人によって量や濃さ、タイミング等は多少異なる)
朝方だった事もあり、「これは今日中に生まれるかな?」とか、まだまだ甘いことを考えてタクシーで病院へ。
陣痛間隔を計ると最初から3〜4分くらいで、陣痛中には喋れないくらいの痛みが延々ときていました。(普通は10〜15分間隔から始まり、徐々に短く強くなっていくようです)
これはもう生まれるだろうと思っていたのに、診察をすると子宮口がまだ0.5センチしか開いてないので出産は明日になるかも、と言われました。
さらに、なぜか時間が経つにつれ陣痛間隔が5分、10分と長くなっていきました。
そのまま夜になり、痛みで食事も睡眠も取れず疲労困憊です。
分娩のときに体力がないと力めないから食事や睡眠を取るように言われるけど、痛すぎて無理でしたね。
日中と交代した看護師さんに「陣痛間隔も長いし子宮口も開いてないから、前駆陣痛かもね」と言われて絶望。
『いや昼から子宮口見てないじゃん見てよ』
『え?めちゃくちゃ痛いのに陣痛じゃないの?』
『これよりもっと痛くなるの?いつまで耐えればいいの?』
と出口の見えない闇の中に閉じ込められたような気分でした。
もともとメンタルが強くない私は、深夜に不安と恐怖で泣きわめく→パニックで過呼吸となりました。
もう精神的に耐えられないので帝王切開で産みたいと頼み込んだのですが、「適応でない」と即却下されてしまいました…。
完全に精神崩壊した私に、看護師さんが「少しでも眠れたら落ち着くと思うよ」ということで眠剤を処方していただきました。
眠剤は胎児にも問題のない弱めの薬で、他にどうしようもないので飲むことに。
ようやくウトウト眠りに誘われ(といっても5〜10分おきの陣痛のたびに目が覚めますが)、少しですけど気が落ち着きました。
2日目
翌日の午前中に先生の内診で「子宮口8センチだよ!上等!」と褒められ、
『ちゃんと進んでるじゃん!前駆陣痛じゃなかったんだ!』と、ようやく出口の光が見えてメンタルも回復しました。
そこから促進剤を点滴し、2〜3分おきの強めの陣痛に耐えて耐えて、15時ごろ待ちに待った分娩台へ。
ここまでくればあとはスルッと出てくるんじゃない?とか勝手に思ったんですが…ここから真の地獄がスタートしました。
まだ破水してないため、先生の内診から始まります。
定期検診とかでする内診×1000くらいの力で内診され、普段驚いたり痛くても声出すタイプではない私ですが、このとき痛すぎて自分でも聞いたことないような叫び声が出ました。
予告なしで内臓を引きちぎられるような痛みで、痛すぎて意識が遠のくほど。
血がダラダラ、そして破水。
ここから、これまでとは比べものにならないくらいの陣痛がスタート。
痛くて足ガタガタ震える→脳の血管切れるんじゃないかってくらい力んで気を失いかける、の繰り返しです。
「赤ちゃんの頭が見えてきましたよー」と言われるもなかなか出てきてくれず、先生に思い切りお腹を押されたり色々言われるけど頭の中まっしろで、ただただ地獄のような時間が続きました。
いきみ始めて1時間くらいで、ようやく出産です!
陣痛開始からここまで、なんと34時間。
「赤ちゃんの顔見た瞬間に痛みなんて忘れるよー」とか聞くけど、まったく忘れられません。
感動よりも、やっと終わった感の方が勝っちゃって放心状態です。
会陰切開したから縫合したのですが、これまた痛くないとか言うけどめちゃくちゃ痛い。
ようやく、キレイにしてもらった娘とご対面!
「こんな可愛い子、見たことない」とか、自分でも完全に親バカ発言だなぁと思いながら言ってしまいますw
今は歩くのも困難、おしっこ出せない、全身筋肉痛、傷がすごく痛い、貧血、吐き気、お風呂入れないから死ぬほど自分が汗臭い、産後ハイで眠れない、って感じです。
以上、妻の出産レポートです。
私はずっと付きっきりで腰をさすりつづけ、手を握りつづけ、声をかけつづけました。
にもかかわらず、夫大好きな妻が私についてレポートで一切触れていないところを見ると、よほど余裕なかったんだなぁと感じます(ちょっと切ない)。
まぁ所詮、男はオマケですよ。
本当によく頑張っていました。お疲れ様!
本人の希望で帝王切開を選択する事はできないらしい
今回、自然分娩での出産となりましたが、妻は「子供2人ほしいって言ってたけど、もう無理かも…」とつぶやいてました。
帝王切開にしてくださいと頼み申してみたけれど、「適応でない」と断られ。
— としまる@映画と子育て (@toshimarueiga) 2019年7月7日
今の日本の制度では出来ないことは分かったのだけども、自分たちで出産の方法を選べるようになるといいなぁと思うのでした。
そうすると出産へ前向きになる人ももっと増えるのでは。
陣痛の痛みと先の見えない不安で過呼吸になってしまい、精神的に耐えられないから帝王切開してほしいとさえお願いしたわけです。
しかし、「〇〇さんは帝王切開に適応していないので無理です」と断られてしまいました。
その時は、「なんで!?こんなに苦しんでて本人が帝王切開でいいって言ってるのに?」と思いましたが、当然そこにはちゃんとした理由があるわけで。
というのも、自然分娩とちがって帝王切開は手術になりますから、健康保険が適用されるんです。
すると一定の医療費以上になれば高額療養費の対象となって、お金の払い戻しがあります。
そのお金は健康保険組合が負担をするわけですから、「自然分娩の陣痛が嫌だ」なんていう理由だけで帝王切開にすることは現状できないんです。
つまり「母体または胎児に危険があるため帝王切開せざるを得ない」という条件に適応していないと、本人が希望したところで帝王切開を選択できないのですね。
うーん。納得です。
でも、
- 鼻からスイカとか私には無理
- 痛みに弱いので耐えられるか不安
- 怖いから子供作るのやめておこうかな
こういった女性たちのために、自分たちで出産の方法を選べるような制度になると、今より出産に対して前向きな人も増えるんじゃないかなぁと思います。
無痛分娩という方法もあります
そもそも私の妻はメンタル弱めなので、色々と事前に調べて『無痛分娩』がいいなぁという話になっていました。
ちなみに本当は無痛分娩を希望していたものの、長崎では無痛に対応している所がほぼ無くて、予約が埋まってて取れなかったのです。
— としまる@映画と子育て (@toshimarueiga) 2019年7月7日
欧米など先進国では無痛分娩が一般的なのに。
「出産は痛みを伴うべき」とかいう大日本帝国の風潮はそろそろ変わってよいのではないですかね。
しかし結局、予約が取れなくて自然分娩になりました。
日本人は新しいものや変化を嫌う傾向があるせいか、無痛分娩を行っている病院はとても少ないです。
- 出産は痛みを伴ってこそだ
- 痛みに耐えて子供への愛情が湧く
- 昔ながらの正しい産み方をすべき
このような意味の分からない考え方が当たり前のように残っているのが今の日本です。
10ヶ月もお腹で子供を育ててきて、つわりや身体の不調、胎動などで赤ちゃんを感じて、とっくに愛情は湧いているはずです。
たしかに無痛分娩は麻酔を使用するので費用とリスクがあります。
しかし実は自然分娩にも痛みがあることによるリスクは存在します。
新しい方法のリスクだけを過剰に取り立てて否定するのではなく、きちんと両方のメリット・デメリットが理解されて広まればいいですね。
「出産は怖いものじゃない」という意識が定着すれば、少子化もちょっとは改善するんじゃないでしょうか?
さすがに飛躍しすぎか?
とにかく、私たち夫婦は、もし次の機会があれば無痛分娩を選択するつもりです。
おわりに
どうにか自然分娩で母子ともに無事に出産を終えた直後の妻の体験レポートを紹介しました。
これから出産を控えている夫婦の参考になれば幸いです。
自然分娩・無痛分娩・帝王切開。自分たちの子供を出産する方法を、自分たちで自由に選択できる未来がくればいいなぁと、勝手ながら思いました。
せめて無痛分娩が可能な病院がもっと増えてほしいと願います。
そして、ママは本当にすごいんです。理解しているつもりでしたが、出産に立ち会ってみて改めて感じました。
パパは必ずママにご褒美やプレゼントをしてあげてくださいね!
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