妊娠安定期の旅行には温泉がオススメ!理由と注意すべきポイントを紹介します
温泉でお肌ツルツルのとしまる (@toshimarueiga)です。
つらく苦しい〈つわり〉の時期が過ぎたら、安定期に入ります。
つわりが嘘だったかのように身体の調子が良くなる人も多いかと思います。
元気になると身体を動かしたくなったり、お出かけしたくなったりしますよね。
「子供が生まれて忙しくなる前に、旅行にでも行っておきたいな」と考える人も多いんじゃないでしょうか?
私の妻も活動的になり、「つわりお疲れ様のご褒美に旅行へ連れていってよ」と言ってきました。
ふむ、それもそうだ。よし行こう!
とは思ったものの「安定期とはいえ妊婦様が旅行に行っても平気なのか?」という心配もありました。
そこで今回の記事では、
- 妊娠安定期に旅行してもいいのか?
- オススメの旅行先は?
- 注意すべき点は?
という事を話していきます。
妊娠安定期に入って旅行を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね!
妊婦が旅行をしても大丈夫?
妊婦さんは身体を大切にしなければいけない。そんなことは誰でも分かっていますよね。
仕事ばかりの男性にとっては「ずっと休んでていいとか最高かよ」と感じるかもしれませんが、ずっと家で安静にしているのもストレスが溜まってしまうものなんです。
「妊娠中だけど、たまには出かけたい」と思うのは当然のことなのです。
実際に、マタニティ旅行を楽しむ妊婦さんは年々増加しています。
それでも夫としては妊婦の身体のことはよく分からないし、本当に大丈夫なのか心配ですよね。
妊娠安定期に旅行へ行っても平気なのか、産婦人科の先生や経験者にも話を聞いてみましたよ。
妊婦さんにも気分転換やストレス発散は必要
仕事で疲れていると感じたら、気分転換やストレス発散をしますよね?
それと同じで、妊婦さんも日々のマタニティ生活や人間関係でストレスを感じているのです。
ストレスが身体に悪影響を与えることは知られていますね。
妊娠中は身体の不調がとくに出やすくなっていますから、平常時よりもホルモンバランスが崩れて鬱になりやすくなったり、最悪だと早産などに繋がるケースもあります。
定期的にリフレッシュすることが大切なんですね。
旅行に出かけると非日常を味わうことができて気分転換になるので、妊娠・出産についての不安を和らげるのに効果的です。
妊娠中の女性というのは自分の内側にばかり思考がいきがちですから、たまには外側に目を向けて楽しむことも必要なんですね。
適度な運動は体力づくりに良い
妊婦さんが動きまわるのは心配!という声もあると思います。やはり妊娠中は安静にするのが鉄則というイメージもありますからね。
しかし、じつは安定期の適度な運動はむしろ身体に良いことも多いのです。
「旅行先の移動で歩かせてもいいのかな?」と私も気になったので産婦人科の先生に尋ねてみました。
思いのほか、妊娠中の適度な運動のメリットは多いようです。
★メリット1:出産への体力づくり
出産時には、かなりの体力を消費します。
著しく体力のない人は出産に長い時間がかかったり難産になりやすく、出産後の回復速度も遅くなる傾向があるようです。
体力をつけておくことで出産もスムーズにいく可能性が高まるんですね。
★メリット2:血行が良くなる
妊娠中は血液量が増加するって知っていましたか?なんと通常時の1.3〜1.5倍にも増えるらしいですよ。
そのため寝てばかり座ってばかりで血流が悪くなると、むくみや腰痛、お腹が張りやすい等の原因になるそうです。
軽く歩いたりすることで血行が良くなり、症状の緩和につながります。
★メリット3:体重の増えすぎを抑える
妊娠すると体重は増加していくのが正常です。
しかし、あまりに太りすぎると妊娠中毒症などの病気や、難産になるリスクが上がります。
とはいえ食事を減らしてダイエットするのは、栄養が偏ったりストレスが溜まったりと、母子ともに良くないです。
適度な運動でカロリーを消費することで、体重の増えすぎを抑えられます。
また、出産後に体型を元に戻したいと考えている人も、骨盤まわりの筋肉を鍛えておけば産後ダイエットがしやすくなります。
★メリット4:ホルモンのバランスを整える
妊娠中はホルモンバランスが変化し、感情や体調に影響を与えます。
特につわりの時は分かりやすく鬱症状や体調不良が出ますよね。もちろん、つわりが終わっても完全には落ち着きません。
これはホルモンバランスの変化により、自律神経が乱れているのが原因です。
適度な運動をすると、神経伝達物質のエンドルフィンや脳内物質のセロトニンが分泌され、気分を良くしてくれます。その結果ストレスホルモンが減少するという研究結果が出ています。
妊娠・出産に対する不安を軽減するためにも、適度な運動は良いんですね。
このように妊婦さんが動くことはメリットが多いです。
しかし、あくまで「適度な」という部分を忘れないよう、激しい運動や長時間の移動は避けましょう。
かかりつけの産婦人科医に確認を取って旅行へ行こう
妊娠安定期に旅行へ行くこと自体は基本的に問題ありません!
ただし、妊娠中の身体の調子は人それぞれ異なります。
体調が良くて定期健診で何も問題がなければ、かかりつけの産婦人科の先生に「旅行へ行ってもいいか」という確認を取りましょう。
その時に旅行についてのアドバイスをしてくれる場合もありますよ。
では実際に旅行へ行くなら、どういった場所が良いのでしょうか?
妊娠安定期の旅行には近場の温泉がオススメ
妊娠中に旅行するなら場所はどこがいいのか、という疑問があると思います。
ずばり、安定期の旅行には「近場の温泉」が最もオススメです!
いろいろとある旅行先の中で、どうして近場の温泉が良いのか?その理由はいくつかあります。
2014年に妊婦の温泉が認められてマタニティプランが増えている
少し昔までは、妊娠中に温泉に入ることは認められていませんでした。
医学的には問題ないとされながらも、医学が発達する前の「温泉には色々な成分が含まれているため妊娠中は控えるべきなのでは?」というイメージから、最近まで温泉法で認められていなかったんです。
それが2014年の温泉法改正で、ようやく妊婦さんの温泉への入湯が認められました。
以降、マタニティ向けの宿泊プランを用意する宿も年々増加しており、安心して宿泊できるのも嬉しいところ。
妊婦さんのリフレッシュについて前向きなイメージが定着してきたのは良いことですね。
のんびり心も体もリラックスできる
妊娠中の旅行では、ワイワイと楽しむよりもリラックスを目的とするのがオススメです。
遊園地やアスレチックなどは危険が伴いますし、妊婦さんNGのものが多いです。
人が密集しやすい観光地めぐりや海外旅行なども、妊婦さんにとっては負担が大きいです。
安定期とはいえ、妊婦は妊婦。ハードな旅行計画は避けるのが無難でしょう。
妊娠中はとにかく精神的にも身体的にも、疲労やストレスが溜まりやすいです。ゆっくりリラックスして心と体を癒やせる温泉が、妊娠中の旅行には最適といえます。
移動時間も長くて2〜3時間ほどの近場だと、負担が少なくて良いですよ。
女性に嬉しい効能がたっぷり!
安定期の旅行は、男性目線よりも妊婦である女性が喜ぶような計画を立てたいところです。
男性にとっても温泉は気持ちよくて疲れを癒やしてくれますが、女性はそれ以上に嬉しい点があります。
★美肌効果
温泉には美肌効果をうたっているものが多くあります。
やっぱり女性は母親になっても美肌に憧れつづけるものです。
さらに妊娠するとホルモンバランスが変化して肌荒れしやすくなっていますので、温泉でお肌がツルツルになれば気分も上向きになるでしょう。
★体が温まる
男性は筋肉量が多いので一般的に冷えに強いですが、女性にとって冷えは天敵なんです。
手足の冷え性だけでなく、お腹や子宮を冷やすのは妊婦さんにはタブーです。
温泉に入れば体が芯から温まり、冷えから守ることができます。
★肩こりや腰痛の緩和
肩こりや腰痛も、筋肉量のある若い男性より女性のほうが悩まされがち。
とくに妊婦さんは胸やお腹が大きくなって、肩や腰に大きな負担がかかっているんです。
安定期に入ると仕事や家事をつい頑張ってしまい、肩こりや腰痛はほとんどの妊婦さんが感じると言います。
温泉に入って血行が良くなると、こりや痛みが緩和されるので、よりリラックスできますよ。
このように、安定期の妊婦さんにとっては「近場の温泉」が最もオススメの旅行先だと言えます。
しかし、まったく何の心配や準備もいらないのかと言うと、そんなわけありませんよね。
安定期の温泉旅行で注意すべきポイントは?
どれだけ定期健診で問題がなく体調も良かったとしても、100%安全とは言い切れないのが妊娠期間です。
「安定期」とは医学用語ではなく、あくまで比較的に流産や早産の可能性が低くて体調も安定しやすい時期というだけです。
何か不調があっても、外側から見てわかる異常はほとんどありません。
だからこそ、いくつか注意すべきポイントをおさえて妊婦さんをサポートするよう心がけましょう。
移動距離は長くても2〜3時間以内
いくら旅行がOKと言っても、あまりに遠出すると妊婦さんには負担が大きいです。
同じ体勢で長時間の座りっぱなしや、長い距離を歩くことは避けましょう。
また、旅行先の近辺に産婦人科があるとは限りませんし、あったとしても出来れば行き慣れた病院のほうが良いです。
もしもの時にはすぐ帰れるように、移動距離は2〜3時間以内でアクセスの良い近場にしておきましょう。
一度離陸すると着陸まで降りられない飛行機には乗らないのが無難です。
電車やバスを利用する際には、人混みでお腹が圧迫されては大変なので、混雑する時間帯を避けたほうが良いですね。
移動中は普段より多めに休憩をはさんで、できるだけ楽な体勢が取れるように。
妊婦に合わせてペースはゆっくり
「せっかく旅行に行くのだから、アレもコレも観光しておこう」と計画を詰め込んではいけません。
妊婦さんは歩くペースも遅く、すぐに息切れや体力消耗をします。少し行動するたびに何度も休憩が必要なんです。
元気そうに見えるからといって、妊娠前のようなペースで計画を組むのは無理があります。
宿泊先の近くを1〜2箇所ほど軽く散策する程度にし、妊婦さんのペースに合わせてゆったりと過ごしましょう。
こまめに「疲れてない?」「ちょっと休憩しようか」と声をかけてあげるのも大切な気遣いです。
宿泊先には妊婦がいることを伝えておく
ホテルや旅館などに予約をする際、宿泊先には妊娠していることを必ず伝えておくようにしましょう。
ほとんどの宿では快く受け入れてくれますが、ごくまれに「万一の場合に対処できない」という理由から断られる場合もあるので注意が必要です。
あらかじめ伝えておくことで宿泊先のほうでも事前に準備ができますし、マタニティ向けの宿泊プランがある宿では、急遽キャンセルをしてもキャンセル料金が発生しないところもあります。宿探しの時には、そういった点もチェックしておくと良いですよ。
料理についても、妊娠中は生もの・塩分の濃いもの・アルコール・カフェイン等は避けるべきとされていますので、マタニティ向けの食事にできるか予約時に確認を取ることをオススメします。
温泉も貸し切り風呂を用意できるかどうか、を宿選びの基準にするのもいいですね。
入浴時には細心の注意を
温泉に入ること自体は問題ありませんし、メリットもあります。
ただし、だからといって注意を払わないと思わぬ事故につながります。
たとえば温泉はその成分により普通の水よりヌルヌルしやすいです。足を滑らせて転倒しないよう気を付けましょう。
また、連続して長時間の入浴も避けるべきです。血圧が上がったり貧血になったり、気を失って倒れるようなことがあったら大変ですからね。
入浴は短い時間で、休憩をはさんで複数回に分けるのが安心ですよ。入浴後も湯冷めしないように温かい恰好を心がけましょう。
役立つマタニティグッズを持っていく
普段の旅行では意識していなかった物が、妊婦さんには大事だったりします。
持っていくべき物をしっかり準備していきましょう。
- 母子健康手帳、保険証…旅行中に身体の不調を感じたときに必要となります。必需品として持ち歩いてください。
- クッション、抱き枕…移動で座りっぱなしはキツイですし、宿泊先のイスが固い場合もあるのでクッションは役立ちます。抱き枕は公共交通機関では難しいでしょうが、車で行くなら持っていくと寝るときに便利です。
- 腹帯、ブランケット…お腹や体を冷やさないように。腹帯は歩くときの腰痛を軽減するのにも良いです。
- パジャマ…普段は浴衣やバスローブでも大丈夫でしょうが、妊娠中はそれだとお腹が冷えやすいので、パジャマの持参をオススメします。
- お薬…市販薬は妊娠中は避けるべきものが多いので、かかりつけ医に相談するか必要な薬があれば処方してもらってください。
- マスク、消毒液…旅行中は人との関わりが避けられません。感染症を予防するために必須です。
- エチケット袋…妊婦さんは普段より吐き気をもよおしやすいです。また、オリモノで下着が汚れることも。嘔吐物や汚れたものを入れる袋を用意しておきましょう。
旅行・宿泊予約サイトでマタニティプランのある宿を見てみよう!
妊娠安定期の旅行に温泉をオススメする理由と注意すべきポイントを紹介しました。
安定期に入って「お出かけしたいな」と考えているご夫婦は、ぜひ参考にしてくださいね!出産後には今まで以上に忙しくなるので、夫婦2人の思い出を作っておくのも良いですよ。
でも、ひとつひとつの旅館やホテルに連絡して「妊婦なんですけど大丈夫ですか?」と確認を取るのは面倒ですよね。
旅行・宿泊予約サイトなら、たくさんの宿の情報が見やすく整理されています。
各プラン内容や食事のメニュー、料金などが詳しく書かれているので、とても便利です。マタニティ向けのプランがある宿を探せば、いちいち連絡して確認を取る必要もないです。
伝えたいことがあれば予約時に補足を書き込むこともできるので、気楽に計画を立てられますよ。大体マタニティプランがある宿は妊婦さんにとって過ごしやすい環境づくりをしてくれますから、安心して宿泊できますね。
アカウント登録をしなくても無料で閲覧・予約ができるため、まだ旅行の予定がなくても気軽に見られます。プラン内容や宿の写真、クチコミなどを見ているだけでワクワクして行きたくなってしまいますね!
おすすめ旅行・宿泊予約サイトTOP3
「たくさんある宿泊予約サイトの中で、どれがいいの?」という疑問を持たれている人もいるかと思います。
サイトそれぞれに特徴があり、人によってどれが使いやすくてお得なのかも変わってきます。
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1位:楽天トラベル
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