huluの長所と短所を徹底解説
huluには2週間の無料トライアル期間があり、誰でも気軽にお試しすることができます。
しかし2週間というのは意外とすぐに終わるもので、無料トライアルだけの期間では把握しきれない長所や短所もあります。
実際に私も長らく利用しているうちに、最初は感じなかったけどだんだん気になってくるような事がたくさんありました。
みなさんには、無料トライアルだけでは気付かなかったけど課金後に分かって後悔…なんて事にはなってほしくないですからね。
ここでは、そんなhuluの長所や短所をあえて詳しく徹底解説します。
huluの長所
昨今の動画ブームが後押しをして動画配信サービスの認知度も高くなってきましたが、まだイマイチ良さを知らなかったりして試した事がない人もいると思うので、今回詳しくまとめてみました。
月額933円(税抜き)で映画やドラマ、アニメもすべて見放題
いろいろな動画配信サービスが出てきた中で、これはhuluの大きな長所です。
新作は追加購入だったりドラマは何話以降が有料だったり…そういう心配は不要です。
もちろん月に何本まで、という制限もありません。
レンタルビデオ店では「5枚借りると1000円」などのセット割引があったりしますけど、それと比べると見放題で月額933円(税抜き)という価格がどれだけ安いか分かりますね!
見放題の動画はなんと4万作品以上
動画配信サービスの中には「見放題プランはあるけど作品数が少ない」というものもあります。
それではせっかくの見放題なのに観たい作品が無い!という事態に陥ってしまい、
結果として月額とは別に追加で購入したりレンタルビデオ店に行って借りてきたりなど、コスパが悪くなってしまいます。
特に充実しているのは海外ドラマですが、最近は映画や国内ドラマ、さらにはhuluオリジナルの動画など、さまざまなジャンルの作品が4万本以上も観られるようになっています。
はっきり言って、気になった動画をすべて観ようと思ったら時間がいくらあっても足りないほどに作品数は多いです。
なので、途中まで観たけど面白くないなぁと感じたらすぐに止めて他の作品を観たりなど、レンタルではもったいなくて出来ないようなことが出来るのもメリットですね。
フルHD画質に対応しているので映像が綺麗
インターネットの動画といえば、どうしても画質が悪くなる印象のある人も多いかと思いますが、huluの動画はすべてフルHD画質に対応しているためはっきり言ってDVDよりも映像が綺麗です。
テレビやパソコンだけでなく、スマホやタブレットでも驚くほどの映像美を堪能できますよ。
念のため「SD、HD、フルHD、4K」などの画質に関する用語がいまいちよく分からないという人のために簡単に解説しておきます。
動画配信サービスでよく目にする画質をそれぞれ数値で表すと、
SD[480p:画素数720*480]
HD[720p:画素数1280*720]
フルHD[1080p:画素数1920*1080]
4K[2160p:画素数4096*2160]
となっています。
この数値がどの程度の画質の差になっているのか身近なもので比べてみますと、
地上デジタル放送[画素数1440*1080]
DVD[画素数720*480]
Blu-ray[画素数1920*1080]
こんな感じです。
つまりhuluのフルHD画質というのは、DVDや地上デジタル放送よりもはるかに映像が美しく、Blu-rayと同等レベルということがお分かりいただけたと思います。
っていうか今になって考えるとDVDってこんなに画質悪かったのか…。
ダウンロードじゃなくストリーミング再生でここまでの画質を可能にしているというのは、本当に素晴らしいことです。
動画配信サービスによっては作品によって画質が違っていたり、SDとHDと4Kで値段が異なっていたりするなか、huluでは一律の月額933円(税抜き)ですべての動画がフルHD画質に対応しているのでとても分かりやすいですね。
ストリーミング再生なのに通信がスムーズ
基本的にhuluでは動画をダウンロードするのではなくストリーミング再生(インターネット上でそのまま通信しながら再生する方式)です。
ダウンロードと違ってパソコンやスマホ、タブレットなどの端末のストレージを気にすることなく大容量の動画をいくらでも観ることができます。
ストリーミング再生には、読み込みに時間がかかったり途中で止まったりするという弱点があるのですが、huluでは並の回線環境でもそういった事はまずありません。万が一、観ている途中で回線環境が悪くなるようなことがあっても、自動で画質を調節してくれるので通信が途切れることなく観られます。
スマホやタブレットで視聴する場合はブラウザではなくhulu専用アプリを使うことになりますが、こちらもパソコンのネット環境と同等に動作が安定しています。
結構これは私が気にする部分でありまして、いくら見放題だといってもサクサク動かずにイライラするぐらいだったらDVDやBlu-rayをレンタルしてきたほうがストレスが無いですからね。
2018年7月からダウンロード再生が可能に
じつはhuluはダウンロード再生に関しては他の動画配信サービスに遅れを取っていました。ストリーミング再生しかできなかったために、通信環境が無いと動画を観ることができなかったんですね。
しかし2018年7月、とうとうhuluもダウンロード再生が可能になりました。
これにより通信環境が整っていない場所でも、前もって観たい動画を自宅などでダウンロードしておくことでオフラインで視聴することができるようになりました。これはありがたい!
ちなみに画質も選択できますので、スマホやタブレットなどのストレージ残量に合わせて容量を調節できるようになっています。
パソコンやスマホだけじゃない!対応機器がたくさん
huluは他の動画配信サービスと比較しても本当に数多くの機器に対応しており、さらには登録数が無制限なので好きな時に好きな場所、好きな端末で動画の視聴を楽しむことができます。
対応機器の一覧
- パソコン
- テレビ…ソニー テレビ「ブラビア」/パナソニック テレビ「VIERA」/シャープ テレビ「AQUOS」/ソニー ブルーレイディスクプレーヤー/パナソニック
ブルーレイディスクレコーダー「DIGA」/シャープ
AQUOSココロビジョンプレーヤー/Chromecast/Nexus Player/Amazon Fire TV Stick/Apple TV/Air Stick- ゲーム機…PlayStation4/PlayStation3(2018年12月12日でサポート終了)/Wii U
- スマートフォン、タブレット…iPhone/iPad/iPod touch/Androidスマートフォン/Androidタブレット/Amazon Fireタブレット
パソコン、スマホ、タブレットは当たり前ですが、テレビでの対応機種が多いのとゲーム機にも対応しているのが有り難いですね。
Blu-rayレコーダーを持っていなくてPS4でDVDやBlu-rayを視聴している、という人も多いですから、そういう人にとっては本当に助かります。
通信環境さえあれば自宅だけでなく、外出先や移動中でも視聴可能というのは大変便利です。
時間や場所を選ばない快適性
対応機器が多いためデバイスを登録さえしておけば、気が向いたその時その場所にある端末で視聴を楽しむことができます。
移動中でも外出先でも、ちょっとした空き時間を潰したい時でも、気軽に観られるのは嬉しいですよね。これはDVDやBlu-rayなどのディスクではなかなか実現しにくいことです。
ディスクやレコーダーを常に持ち歩いている人はほぼいないでしょうが、ノートPCやタブレット、スマホはほとんどの人が携帯しているので荷物も最低限で済みます。
そして今や、行く先々どこにでもWi-Fi環境がある時代ですし、ポケットWi-Fiもかなり普及しています。あらかじめダウンロードしておくことだって可能です。
出掛ける前に自宅で大画面テレビで観ていた動画の続きを通学・通勤中にスマホで観る、という事もできるので「時間が中途半端だから今日は観るのをやめておこう…」という束縛を受けなくて良くなるのです。
もちろん途中で端末を変えても、同期されているため「どの動画をどこまで観ていたっけ?」と探さなくても瞬時に再開することができます。
私はこれのおかげで生活がガラリと変わりました。
映画が好きで暇さえあれば何本でも観ていたいのに、時間の都合やレンタルの手間などを考えたら諦めることも多かったです。
しかしhuluの利便性を知ってからは、余計なことを気にせず自分の「好きな時に好きな場所で好きなだけ」映画を観ることができるようになりました。
それまでどれを観るか選別する必要がありましたが、今は気になった映画はすぐに観るようになってストレスフリーな動画ライフを送れています。
便利な機能!マイリストや英語字幕
選別することなく気になる映画をどんどん観ることができるようになった時、とても便利な機能があります。
それがマイリスト機能です。
あれも観たい!これも観たい!と視聴予定の動画が増えたら、とりあえずマイリストに登録しておきます。
そうすることで「何か観るつもりだったのに忘れた」「この間の気になった動画はどこだっけ?」と改めて探すことなく、
すぐにマイリストから選んで視聴することができます。
細かいところですが、ユーザーの使いやすさをちゃんと考慮してくれてるなぁと感じますね。
また、英語字幕に対応していることも何気に便利なポイントです。
洋画や海外ドラマを視聴するとき、吹き替えか字幕かを選べるのは他の動画配信サービスにも多いですが、huluでは英語字幕に切り替えることも可能です。
英語の学習において、洋画や海外ドラマを英語字幕で観るのが効果的というのは有名な話ですね。
ネイティヴな発音の日常英会話で耳を慣らすのは、英語を習得する上でとても重要な勉強法です。慣れたら字幕オフにしてみるのも良いでしょう。
つまらないリスニング教材で苦痛に感じながら勉強するよりも、面白い洋画や海外ドラマで楽しく勉強できたほうがモチベーションも維持しやすいです。
完全月額制ビデオオンデマンドという強み
まずレンタルビデオと比較してみると
- お店まで借りに行く、返却しに行く手間がない
- 何本観ても月額933円(税抜き)
- 観たい作品が貸し出し中で借りられないという事がない
- 延滞料金が発生しない
- ディスクを出し入れする手間がなく場所も取らない
- いつでもどこでも思い立った瞬間から視聴できる
圧倒的に時間や手間が省け、完全に一律料金という安心感もありますね。価格も月に5本以上の動画を観る人にとってはかなり安いです。
他の動画配信サービスと比べてみても、取り扱い作品数の多さに対するコスパは群を抜いていますし、
全作品が見放題対象なので「一部の見放題が月額〇〇円+他は単品で追加購入」という事もありません。
完全月額制という安心感は大事ですよね。
huluの短所
ここまでhuluの長所を紹介しましたが、利用を迷っている人には短所もしっかり理解しておいてほしいと思います。huluには2週間の無料お試し期間がありますが、その間に気付かなかった短所が課金後に分かって後悔…なんて事にはなってほしくないですからね。
ドラマの充実ぶりに比べると映画は少し弱い
海外ドラマといえばhulu、と言われるだけあって大人気の『ウォーキング・デッド』や『ゲーム・オブ・スローンズ』などをはじめ数多くの海外ドラマが見放題です。
また配信開始も他社より早く、独占配信があったりもします。FOXチャンネルのリアルタイム配信があるので、アメリカのドラマはまさにリアルタイムで観られちゃいます。
国内ドラマについても日テレが提携運営しているためドラマだけでなくバラエティ、見逃し配信なども充実しています。
では、映画はどうでしょうか?
なんと映画も洋画・邦画ともにコンテンツ量が豊富で見尽くせないほどあります。
さすがhulu!と言いたいところですが、最新作映画はほぼ無いです。ラインナップはレンタルでいうと準新作〜旧作くらいでしょうか。
ドラマは最新のものが観られるだけに、少し惜しいですね。
ただ私の場合は気になる最新映画は劇場でさっさと観てしまっている作品がほとんどなので、もともとあまり新作レンタルってしていなかったんですよね。
上映期間中に取りこぼした作品だけを気長に待っているので、私はこの点あまり気になりません。旧作でもまだ観ていない名作はたくさんありますから。
映画館にあまり行かず、いつも新作レンタルで映画を観る人にとっては物足りないラインナップになります。
アジアンドラマは少ない
海外ドラマが充実している、とは言いましたがアジアのドラマはまだまだ少ないのが現状です。
人気の高い韓流ドラマは多少ありますが、アメリカや国内のドラマに比べると数は圧倒的に少ない。
アジアンドラマを観たいがために海外ドラマで有名なhuluを選んだのに、米ドラマばかりじゃないか!
とならないようにhuluのサイトでジャンルをよく確認しましょう。
韓流などアジアのドラマもたくさん観たい人ならばU-NEXTのほうがおすすめです。
マイナー作品には吹替版がほとんどない
海外ドラマや洋画の、有名な作品に関してはずいぶん吹き替えが追加されてきています。
しかしちょっとマイナーな作品の動画になると、字幕版オンリーという事がよくあります。
字幕でしか観ない人にとっては何の問題もありませんが、吹き替え派の人には痛いです。
かくいう私も、シリアス系は字幕ですがコメディ系は吹替版で気楽に観たいタイプの人間なので、ここはちょっと改善してほしいポイントですね。
はっきり言ってこの点は他の動画配信サービスより遅れています。コンテンツ量が多いことの代償なのでしょうか…。
配信されている動画には期間がある
基本的に動画は配信期間があると思っていたほうがいいです。作品によって違いますが、気付けば配信終了していた、なんて事もあります。
とくに新しい作品などは短い期間限定だったりするので、気になった動画は早めに視聴することをおすすめします。
といっても、これはhuluに限らず動画配信サービス全体の弱点ですけどね。
同じ作品を何年先になっても繰り返し観たいような人はレンタルビデオやディスク購入が良いでしょう。
シリーズものは必ずしも全部まとめて配信されているとは限らない
これ最初は知らなくて地味に腹立ったんですけど、
映画のシリーズもので2作目と3作目あるのに1作目が無い!とかいう状況があり得るんですよ。
私はちゃんと1作目から順を追って観たい派なので、これでは話になりません。抜けている作品が配信されるまで気長に待つか、そこだけ他の手段で観るかですね。
これは映画に限らず海外ドラマのシーズンでも同じことが言えます。映画よりも海外ドラマのほうが途中が抜けると困りますね。
今でこそ「まぁ他にも観たい作品いっぱいあるからいいや」と思って触れずにいますが、最初は本当に不具合なのかと思いましたよ。
同時視聴は不可
対応機器が多く無制限に端末を登録できる反面、ひとつのアカウントで複数の端末から同時に視聴することは不可となっています。
自分一人で使うぶんにはいつでもどこでも好きな端末で視聴できますが、家族とアカウントを共有する場合には、誰かが視聴している時には他の人が視聴できません。
誰が視聴するか時間を決めて利用するならば問題ありませんが、皆が好き勝手に視聴したいのなら不便です。
そういう場合は、それぞれ個別に契約してアカウントを作る事になりますね。当然、月額933円×人数分になってしまいますが。
ひとつのアカウントを家族で共有して同時視聴したい人にはU-NEXTのほうがオススメです。
U-NEXTは4人まで追加料金なしに同時視聴できるため、家族で利用するなら断然お得ですね。
アダルト動画は無い
これはもう関心のない人にはどうでもいい事なんですけど、意外とこれが決定打になる人も多いんじゃないでしょうか。
huluにアダルト動画は完全にゼロです。残念でしたね!
まぁポジティブに捉えると、子供がR18コンテンツを見てしまう事態を防げる、とも言えます。
普通の作品に加えてアダルト動画も見放題したい人にはU-NEXTがオススメですね。
4K画質や5.1chサラウンドには未対応
どの作品もフルHD画質で観られる!というのは長所でもありながら、
やはり大画面テレビで視聴する人にとっては4K画質の綺麗さは魅力的です。
他社の動画配信サービスでは4K画質に対応してきているものも増えてきています。
私は基本的にパソコンかスマホで視聴するのでフルHD画質で充分なんですけど、テレビ画面での視聴が多くて画質にこだわりたい人は不満に感じるでしょうね。
また、huluのオーディオはステレオまでになっており5.1chサラウンドには対応していません。
迫力ある音響システムを堪能したい人には不満な点ですね。
基本的にhuluは豊富なコンテンツを気軽に楽しむ人向けで、画質や音響などに特別なこだわりを持つ人には向かないようです。
まったく動画を観なくても月額933円(税抜き)がかかる
動画配信サービスは大体そうですが、契約は自動更新での引き落としがメインになるかと思います(登録内容によって異なります)。
その場合、まったく動画を視聴していない月でもしっかり933円(税抜き)が引き落とされてしまうので注意しなければいけません。
来月は忙しくて動画を観る余裕がほとんど無さそう…と思ったら一旦は解約しておくべきです。解約も再登録も簡単でスムーズに行えるので、面倒くさがらず生活スケジュールに合わせて利用しましょう。
何はともあれ2週間の無料トライアルをやってみよう
長所だけでなく短所も解説しましたが、何だかんだ実際に自分で体験してみないことには分からない部分もあります。
huluには2週間の無料お試し期間があり、月額課金した際とまったく同じサービス内容を受けられます。
もし自分に合わないと感じたり、他の動画配信サービスも体験してから決めたいと思ったら、無料トライアルだけで期間内に退会すれば完全無料で済むので気軽に試すことができます。
入会も退会もわかりやすく簡単で、違約金のようなペナルティも無い安心設計です。
関連記事:huluへの登録と解約の方法は?画像つきで手順を紹介
huluはとにかく様々なジャンルがありコンテンツ量も豊富なわりに、安心の完全月額933円(税抜き)で見放題という、コスパ最強の動画配信サービスです。
少し料金が高くなってもhuluの短所をカバーしたい、という人にはU-NEXTもオススメです。U-NEXTにも1ヶ月の無料お試し期間がありますから、どちらも試してみるのもアリですね。
関連記事:U-NEXTの月額料金が高いのはなぜ?長所と短所を徹底解説
みなさんがストレスフリーで素敵な動画ライフを送るための参考になれば幸いです。