監督 アンディ・ムスキエティ
出演 ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ソフィア・リリス
※R15+
予告動画
映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』予告編【HD】2017年11月3日(祝・金)公開
感想・評価(ネタバレ含む)
総合満足度:☆☆☆☆☆☆ (6/10)
わくわく度:☆☆☆ (3/5)
キュンキュン度:☆☆☆ (3/5)
かなしみ度:☆☆☆ (3/5)
カンゲキ度:☆☆ (2/5)
びくびく度:☆☆☆☆ (4/5)
スッキリ度:☆☆☆ (3/5)
怖っ…いや、面白っ…?
ジャパニーズホラーのように精神的に追い詰めてくるタイプではなく、ビクッと驚かされる系のホラーでした。私はわりと怖いの大丈夫ですが、結構びびらされましたよ!いや〜、あのピエロは気味が悪い。予告でもあるように、見た目が怖いのはもちろんですが、動きが怖い。あれがものすごいスピードで迫ってきますからね。
でもなんだか笑っちゃうシーンもいくつか。最初に主人公ビルの弟ジョージーを襲うときも、「あーこれ、ひきずりこまれるんだろうな」と思っていたら、エイリアンみたいな牙だらけの口でガブッと腕を噛みちぎりました。意外すぎるわw
巨大化して出てきた時は思わず吹き出しましたねwいやまぁ、実際に起こったら怖いんですけど、さすがに馬鹿っぽかったです。
色々と詰めが甘くて少年たちを逃しまくるし、圧倒的な恐怖感というのはない。「あれ?これ意外と勝てるんじゃね?」と思っちゃうレベル。実際、少年たちは恐怖を乗り越えて戦闘モードに入ると数的有利でフルボッコにしてましたw
青春群像劇として優秀
もっとホラーを全面に押し出した作品だと思っていたら、やはりスティーヴン・キング原作ですね。スタンド・バイミーを彷彿とさせるような、少年少女の青春や成長、殻を打ち破っていく姿が多く描かれていました。
不良グループと勇敢に戦って追い払うシーンは、ホラーとかまったく関係なしに気持ちが良かったです。
甘酸っぱい恋の物語もあります。ベンが切ないっす(泣)。ビルがイケメンだもんね仕方ないね。
ホラーには珍しく、一人一人の個性が光っていて、その背景や物語が作り込まれていて良かったです。こういうのって大体、仲間が次々と死んでいくんですけど、みんな無事に生還してくれて嬉しかったw(モブや悪役は死にますが)
続編も観たい!
観るまで知らなかったんですけど、これ第1章だったんですね。次回作は27年後に大人になった彼らが事件を解決するのかな?それともまったく別のキャラクターたちの物語になるのか!?
ともあれ、ホラーとしても青春ものとしても調度よいバランスで楽しめたので次作にも期待してしまいます!必ず観るつもりです。
めちゃめちゃ怖いのが観たい!って人には物足りないかもしれませんが、そこそこ怖いの平気だよ〜って人にはぜひオススメしたい作品でございました。
では、おつかれさまでした。