映画『キング・アーサー』感想・評価

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監督:ガイ・リッチー
出演:チャーリー・ハナム/ジュード・ロウ/アストリッド・ベルジュ=フリスベ

 

あらすじ

幼き頃、王の息子であるアーサーは弟のヴォーティガンの謀反に遭い、両親を殺されながらも難を逃れた。アーサーはスラムの中で屈強な男へと成長し、次第に信頼できる仲間が集まっていく。やがて運命に導かれるように聖剣エクスカリバーを手にしたアーサーは、両親の仇であるヴォーティガンを倒すことを決するーー。

感想(ネタバレ含む)

多彩なモーションを駆使した、超ド迫力の娯楽アクション!!歴史物の小難しさを排除した豪快でテンポの良い展開は見もの。

良かった点

私はあまり史劇をじっくり正確に追うタイプの作品が得意ではありません。しかしこの作品は「スラムのガキから王になれ!」という砕けたアウトローな売り文句があって、興味をそそられました。すると、しょっぱなから「ナンジャコリャ!」という豪快な映像が盛り込まれていて、わくわくしましたね。

ああ、これエンターテイメント系のアクションなのか、と。

音楽も気分を高揚させることに一役買っていました。テンポの良い映像と音楽で、最後まで飽きることなく観られます。

 

アクションシーンですが、日本映画の殺陣みたいなリアリティのあるものとは違い、もはやファンタジーの域です。周りが虫ケラのようになぎ払われる様子は、ゲームをしているみたいに気持ちがいいです。(笑)

多彩なモーションも見所です。スピード感に極端な緩急をつけることで、一層スペクタクルな視覚効果を演出しています。

気になった点

ストーリーに関しては、あって無いような物でした。予告にある物がすべて、といった感じ。逆に予告に無いものはダイジェストですっ飛ばし、無駄話のようなシーンがあったりします。この「無駄」を「味」と思えるかどうかで、今作に対する評価は逆転すると思います。

 

ぶっちゃけてしまうと、これはB級映画じゃないでしょうか。質が悪いという意味ではありません。グルメと一緒です。

私はA級のフリをするB級は嫌いなのですが、理由は「B級としての良さ」を制作側が隠してしまうからです。高級レストランの装いをしてタコ焼きを出されたら「え?」と思いますが、下町の雰囲気でタコ焼きを食べるのは最高ですよね。

この作品に関しては告知からB級の匂いがしたので、私はラフな気持ちで楽しめました。しかし満を持して「史劇」を観に行くと、あまりの脚色に唖然とするかもしれません。

評価

総合満足度:☆☆☆☆  (4/5)
わくわく度:☆☆☆☆  4(/5)
キュンキュン度:☆  (1/5)
かなしみ度:☆☆  (2/5)
カンゲキ度:☆  (1/5)
びくびく度:☆  (1/5)
スッキリ度:☆☆☆☆  (4/5)

あまりウケの良い映画でないことは確かだと思います。ところどころツッコミを入れながら気楽に観れる映画として、個人的に評価しました。たまに無性に観たくなるんですよね、B級映画。

あえて言うなら、アーサーが聖剣を使いこなせるようになるまでが長いので、そこを短縮してもっと暴れてほしかったなぁと感じました。